眠れない夜に飛ぶは羊に非ず

思うことがありすぎてスッキリしたいのです。ただ、知識は広く浅い状態で素人が書いているので注意。

渋谷ハロウィンが明けた

今回の記事はこれ

概要

・私も著名人のいう意見に共感できない派。

→そもそも渋谷ハロウィンに行きたいと思っていない。

→酔っ払いの悪ふざけ、汚い光景をみたいと思っていない。

・イベントは続く…のか?

 

私も共感はできない派

渋谷ハロウィンが明けた。

正直、5年前であれば行ってみたいと思ったイベントだったが、もはや「行きたくない」とすら思うイベント。

確かに、華やかだろ思うし、著名人がいうように世界的文化になりそうだったのだろう。

ただ、記事の「共感が得られなかった」とあるように、私も渋谷ハロウィンは大事にならなくてよかったと思っているほうである。

これまでよく知らなかったが、渋谷ハロウィンはてっきり行政が主体で行っているものだと思っていたが、発端はどうやら地元の商店街から始まり、それが広がり、スポンサー企業がつき、今の巨大イベントなったらしい。

思ったより長い歴史があるイベントっぽい。

「人が集まれば、経済効果はある」。

これは本当にそうだろう。

けれど、数万人が集まり、騒ぎ続けた結果、警察官、機動隊まででるようなイベントが支持されるわけがない。

スポーツだってルールの中で競いあうから楽しいのであって、ルール無用のなんでもありの無法状態を楽しむ人はいないはず。

例えばサッカーで、手にボールを持った状態でゴールにダッシュする光景を誰がみたいというのだろうか?

ハロウィンを楽しむのはいいし、仮装は普段の自分とは異なる自分になれるという解放感もわかるし、私は好きだ。

それプラス、お酒も入って、さぞ楽しい気分を味わいたいのもわかる。

けれども、それはあくまで治安がいい前提だ。

正直、酔っ払って道端に倒れている人を見たくはない。

正直、ゲロ自体も、吐いている人も見たくはない。

まだグループで、倒れている人を介抱している素面な人がいればまだいい。

だが、介抱してくれる人もなく、ただ倒れている、座り込んでいるのを見ると、見ているこっちは気が気ではないのだ。

正直、警察官に職質されて騒いでいるのも見たくない。

車に乗っかって、騒いでいる人たちを見たいかといわれると見たくない。

私も酒飲みだ。

お酒はおいしいし、騒ぎたい気持ちもある。

けれど、そういう光景が目につくのが嫌だから、渋谷はいかない。

 

ホリエモンは「20歳すぎているのだから、自己責任」と言っているが、警察、機動隊が出てくるこの状況を”自己責任”だけで済ませるのはどうなのか?

人が集まればお店は潤うというが、本当にそうか?

明けれいれば確かに人は来るだろう。

たださえ酔っ払い客は飲食店からすると”面倒な客”だ。

それが渋谷ハロウィンにはグレードを上げてやってくるかもしれない。

普通に飲食を楽しんでいる客がいるなか、騒がしい客が占領してしまい、客が帰るかもしれない。

お店側が被るだろうリスクを上げればきりがないだろうが、治安が悪い、モラルが悪い地域はそういう覚悟をする必要があると思う。

単純に人がいっぱいくるんだからいいじゃん、という話ではないだろう。

実際にお店側もアルコールの提供を控えたのは、規制が厳しくなった今年だけの話ではない。

以前から行っているお店もあるところからして、良く思っていない店舗が存在していたわけなのだから。

 

渋谷区長はそこらへんの利益を天秤にかけたのではないか?

人が大勢集まることによるメリットよりも、デメリットが大きいと考えたと思う。

韓国の事件を受けて、厳戒態勢をとる気持ちはわかる。

渋谷も坂も多いし、狭い路地も存在するわけだから、人が死ぬような事件を起こさないように配慮するのは区長として当然のことだ。

そして、純粋に渋谷を楽しんでいる人、仕事で来ている人を巻き込まないようにするのも好ましいと思う。

渋谷に仕事で来て軽トラひっくり返されたんじゃあたまらない。

今年は例年よりもだいぶ少ない人数で終えられたそう。

渋谷いったわけではないが、これはこれでよかったと思う。

 

渋谷ハロウィンは続くか?

これの問題って、要は治安が悪い、モラルがない、ことに起因すると思う。

要は、統制する組織が存在しないのが問題と考える。

池袋のハロウィンが成功例として挙げられるのは、主催側がしっかりとルールを設け、参加者がそれを尊重しているからこそだ。

それこそ、渋谷ハロウィンって行政が主催でやっている、と私が思っていたのは警察を動員して人の流れを規制していたからだ。

けれども行政が主催どころか規制したことで、そうではないのだと知った。

はじめこそ警察は呼ばれてから出動していただろうに、いつのまにか問題が起こる前提で動いているようにすら思う。

正直なところ、私のような30代で渋谷ハロウィンに行くのはまわりにはいない。

若い人も、夜は怖いから夕方に行って楽しむ人もいるそう。

結果的に、夜に集まるのはハロウィンの良い評判を聞いてきた外国人観光客、騒ぎたい人たちと限定されていくと思う。

カオスな状態になるとわかっているイベントに、まじめな人達は寄り付くわけがないのだから、今後は細々としたものになるか、場所が変わるっていくのだろう。

中止すればいい、とまでは思わないが、もう少し気が楽になるようなイベントにしてもらいたいものだ。